Dr. Ana Ferro

ノーベルパラレル・コニカル・コネクション TiUltra™インプラントとマルチユニット・アバットメント Xeal™を用いたAll-on-4治療コンセプト

Dr. Ana Ferro

ポルトガル

 

「患者の上顎骨が極度に萎縮し、骨が非常に薄い症例です。後方に傾斜埋入するインプラント周囲骨の裂開が懸念されたため、優れたオッセオインテグレーションとムコインテグレーションが要求される状況であると判断し、ノーベルパラレル CC TiUltra インプラントとマルチユニット・アバットメント Xealを選択することにしました。また、インプラント埋入時には、TiUltra表面がもつ超親水性と血液との迅速な相互作用がはっきりと確認できました。10日後、組織の治癒は極めて良好で、1年後の経過観察においても非常に良好な状態を呈していました。

Case courtesy of Dr. Ferro

患者: 53歳女性

臨床状況 上顎の歯列欠損で部分床義歯を使用。

外科ソリューション: ノーベルパラレル CC TiUltra™ インプラント、マルチユニット・アバットメントXeal™を用いたAll-on-4治療コンセプト。

補綴修復ソリューション: Malo Clinicアクリリックレジン製プロビジョナルブリッジを用いて暫間補綴修復を行い、ノーベルプロセラ・インプラントバーを用いたMalo Clinicアクリリックレジン製ブリッジにて最終補綴修復を実施。

手術日: 2019年2月28日

治療期間: 3か月

部位: 全顎

 

 

 

症例提供:Dr. Ana Ferro

国や地域によっては、一部製品が未承認・未販売の場合があります。

このページをスマートフォン等でご覧になる場合は、横向きでご利用ください。

術前

Case courtesy of Dr. Ferro

患者の正面、側面からの写真

術前

Case courtesy of Dr. Ferro

上顎 (左)、下顎(右)。

術前

Case courtesy of Dr. Ferro

患者のスマイル写真 - 顎骨のボーンリダクションの必要があるかどうかを判断する上で非常に重要。この症例では、スマイル時に歯肉が1mm見えるため、3mmのボーンリダクションが必要であることを診断(左)。

上顎(右上)および下顎(右下)。

補綴術式

Case courtesy of Dr. Ferro

術前のOPG。

治療計画

Case courtesy of Dr. Ferro

DTX Studio™ Implantソフトウェアを用いてプランニング。All-on-4 治療コンセプトにより、臼歯部にノーベルパラレル CC TiUltra RP 4.3x13mm、前歯部にNP 3.75x13mmとNP 3.75x11.5mmを埋入する治療計画を立てた。

外科術式

Case courtesy of Dr. Ferro

外科手術は、残存歯の抜歯から開始。

外科術式

Case courtesy of Dr. Ferro

鼻腔と上顎洞の前壁が見えるように、第1大臼歯領域で2ヵ所切開を入れ、全層弁歯肉剥離を実施。

外科術式

Case courtesy of Dr. Ferro

ボーンリダクション:スマイルラインが1mm高く、顎堤が薄いため。

外科術式

Case courtesy of Dr. Ferro

All-on-4ガイドを正中線上に配置し、上顎洞前壁を評価。

外科術式

Case courtesy of Dr. Ferro

アンダープレパレーション・テクニックを用いた埋入窩形成。ドリリングは、良好な初期固定を獲得するため、骨密度に応じて行う。

外科術式

Case courtesy of Dr. Ferro

ノーベルパラレル CC TiUltra RP 4.3x13mmインプラントを臼歯部に埋入。

外科術式

Case courtesy of Dr. Ferro

角度付きアバットメントの最適な位置を確認(左)。

マルチユニット・アバットメント Xealを適切に装着するために、ボーンミルを使用し、プラットフォーム周囲の骨を削除(右)。

外科術式

Case courtesy of Dr. Ferro

30°マルチユニット・アバットメント Xeal RP 4.5 mmを装着し、15Ncmで締結。

外科術式

Case courtesy of Dr. Ferro

3mmの裂開を伴う臼歯部へのノーベルパラレル CC TiUltra RP 4.3x13 mmインプラントの埋入。30°マルチユニット・アバットメント Xeal CC RP 4.5mmを装着。

外科術式

Case courtesy of Dr. Ferro

前歯部インプラント埋入: ノーベルパラレル CC TiUltra NP 3.75×11.5mmを埋入。

外科術式

Case courtesy of Dr. Ferro

最終的な咬合面観。

補綴術式

Case courtesy of Dr. Ferro

シリコーン・パテを使用した印象採得とヒーリング・キャップの装着。

補綴術式

Case courtesy of Dr. Ferro

テンポラリーシリンダーを装着し、プロビジョナルブリッジの調整を行う。

補綴術式

Case courtesy of Dr. Ferro

シリンダー付きのアクリリックレジン製プロビジョナル ブリッジ。

補綴術式

Case courtesy of Dr. Ferro

アクリリックレジン製プロビジョナル ブリッジの装着

補綴術式

Case courtesy of Dr. Ferro

外科手術後のOPG。

補綴術式

Case courtesy of Dr. Ferro

術後10日目に抜糸。

補綴術式

Case courtesy of Dr. Ferro

咬合器に設置した模型上の最終補綴装置。

補綴術式

Case courtesy of Dr. Ferro

鋳造完了後の最終補綴装置。

補綴術式

Case courtesy of Dr. Ferro

最終補綴装置。

術後

Case courtesy of Dr. Ferro

術後10日。

術後

Case courtesy of Dr. Ferro

術前(左)。

術後10日(右)。

術後

Case courtesy of Dr. Ferro

術後10日目の患者のスマイル写真(左)。

6 か月後のフォローアップ(右)

術後

Case courtesy of Dr. Ferro

1年後のフォローアップ。

関連製品

当社ブログの更新のお知らせを受け取る

最新の症例、業界ニュース、製品情報などを入手してください。

© Nobel Biocare Services AG, 2022.All rights reserved.ノーベルバイオケア、ノーベルバイオケアのロゴ、およびその他のすべての商標は、別途記載されていない限り、また文脈から明白である場合を除き、ノーベルバイオケアの商標です。詳細については、nobelbiocare.com/trademarksを参照してください。製品画像は、必ずしも縮尺どおりではありません。免責条項:国や地域によっては、一部製品が未承認・未販売の場合があります。製品の種類や在庫の有無については、ノーベルバイオケアまでお問い合わせください。歯科医師の指示に基づいた使用に限ります。注意: 米国連邦法に基づき、本機器は資格を有する歯科医師、医療従事者、医師からの発注またはそれらの資格を有する者へ販売されるものとして制限されています。適応症例、禁忌、警告、および注意事項については、添付文書をご参照ください。当社は、この症例の使用により、個人の負傷、所有物の破損に対して一切の責任を負いません。この症例は何らかの措置、技法、手順または製品を推奨したり、助言したりするものではありません。また、医療研修に取って代わるものでも、医療専門家として臨床上の判断を下すためのものでもありません。症例の内容を基に、専門家による医療上の助言を無視したり、治療を延期したりすることは絶対に行わないでください。すべての手順は示されていません。一部の手順は省略されています。