Dr. Armando Lopes

フルデジタル・ワークフローによるナビゲーション・サージェリー

Dr. Armando Lopes

フランス

「この症例では、インプラント埋入手術にDTX Studio™ ImplantとX-Guide®を用い、補綴修復ではDTX Studio™ Labを用いたフルデジタル・ワークフローを活用しています。高精度で簡便な操作により、効率的に治療を進めることができます。」

Case courtesy of Dr. Lopes

患者: 44歳女性。健康状態良好。

臨床状況: 数年前より下顎の小臼歯および大臼歯が欠損

外科ソリューション: X-Guide®を活用してノーベルパラレル・コニカル・コネクション NP インプラントをフラップおよびフラップレスの術式を用いて埋入。

補綴修復ソリューション: マルチユニット・アバットメント プラスとテンプシェル

手術日:2018年10月

治療期間:プランニング当日に外科手術を実行し、プロビジョナルによる暫間補綴修復を実施

部位: 35番および37番

 

 

 

症例提供:Dr. Armando Lopes

国や地域によっては、一部製品が未承認・未販売の場合があります。

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術前:

X線画像と臨床写真から、下顎両側の臼歯部に欠損があり、数年にわたり小臼歯および大臼歯が欠損していることが認められる。修復部位は顎堤が狭い臼歯部のため、フリーハンドによる手術が困難な症例。

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治療計画:

DTX Studio™ Implantのスマートフュージョン機能を活用し、CBCTと口腔内スキャナーで取得したデータを組み合わせることで、硬組織と軟組織の両方をソフトウェア内のプランニング・フェースで統合。その後、DTX Studio™ Implantのスマートセットアップ機能を用いて、バーチャルで補綴装置を自動的に生成。37番に埋入する長さ8.5mmのインプラントは、神経と頬側壁に近接した埋入となる。そのため、X-ガイドを用いたナビゲーション・サージェリーにより、高い精度のインプラント埋入をサポートした。

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治療計画:

DTX Studio™ Labソフトウェアの頬側ビュー。硬組織と軟組織を参照し、インプラント埋入位置および対合歯との咬合を考慮した補綴設計を実施(左)。

DTX Studio™ Labによるデジタル治療計画を用いて、カスタマイズ製作のプロビジョナル「テンプシェル」を設計。ここではデンタルスキャンで読み込んだ画像を表示。プロビジョナル・レストレーション「テンプシェル」製作用のデータファイルをDTX Studio™ Labからインハウス製作のためにエクスポート(右)。

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外科術式

軽量のX-クリップを患者の口腔内に装着し、外科手術を実行。トラッカーアームをハンドピースに接続し、患者、CBCTデータ、治療計画の適切な位置関係を登録。

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外科術式

X-ガイドでキャリブレーションを実行し、リアルタイム3Dナビゲーションによりドリルおよびインプラント埋入位置を確認(左)。

インプラント埋入部位35番は、角化歯肉(頬側)が5mm以上あり、歯肉パンチを使用してその下の骨にアクセス(右)。

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外科術式

プレシジョンドリルの先端を滅菌済みGo‑Plateに接触させると、X-ガイドが正確なドリルの長さを認識(左)。

リアルタイム3Dガイダンスにより、プレシジョンドリルで骨形成を開始(右)。

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外科術式

インプラント埋入部位35番に骨形成を行う。深さが進むにつれ、ターゲットビューに黄色のデプスインジゲーターが表示され、断面ビューでドリルのポジションを確認。

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外科術式

深度が11.5mmのインプラント埋入予定位置に到達すると、デプスインジケーターが赤く点灯。カメラビュー、3Dビュー、インプラント情報パネルが並列表示される。

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外科術式

35番にノーベルパラレル・コニカル・コネクション NP 3.75×11.5mmインプラントを埋入。

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外科術式

インプラント埋入部位37番は、角化歯肉(頬側)が5mm未満であったため、歯肉剥離の術式を用いて軟組織を最大限に維持(左)。

高精度のX-ガイド・ナビゲーションにより、デジタル計画に基づいて頬側壁付近にインプラント埋入を実行。補綴装置の形態を考慮し、ノーベルパラレル・コニカル・コネクション NP 3.75×8.5mmインプラントを選択(右)。

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術後

手術直後に装着したプロビジョナル・ブリッジの咬合面観(左)。

プロビジョナル・ブリッジの側方面観(右)。

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術後

プロビジョナル・ブリッジを装着した患者の笑顔(左)。

手術直後に装着したテンプシェル・プロビジョナル・ブリッジのOPG(右)。

関連製品

  • NobelParallel Conical Connection

    ノーベルパラレル・コニカル・コネクション

    シンプルかつ簡便なインプラント・システム。

  • TempShell

    テンプシェル

    インプラント埋入日に装着が可能。CAD/CAMで製作するスクリュー固定のプロビジョナルにより、チームで進めるデジタル・ワークフローを実現します。

  • X-Guide

    X-Guide®

    ドリルのリアルタイム3Dガイダンスによるフリーハンド・サージェリー。

  • DTX studio suite

    DTX Studio™ Lab

    DTX Studio™ Labソフトウェアを使用した補綴装置のデザイン・ワークフローは、オーダー・フローの簡便化、製作柔軟性の向上、治療に携わるチームとの緊密な連携が可能になります。

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