On1™コンセプト

補綴の柔軟性を損なうことなく、軟組織の付着を維持

ムコインテグレーションをコンセプトにした新しい表面性状Xealを特徴としています。

On1コンセプトとは?

On1コンセプトは、軟組織の付着を維持しながら、外科および補綴修復の柔軟性を最大限に高めます。 このコンセプトは、プラットフォームを骨レベルから軟組織レベルに移行することにより、補綴の処置を簡便化します。  
On1ベースは、インプラント埋入時もしくは二次手術時に連結され、補綴修復期間中も取り外すことなく機能し、軟組織の付着を妨げることがありません。

軟組織の付着を維持

補綴修復の期間を通して、On1ベースは装着したまま取り外すことがないため、軟組織の付着を妨げることなく機能します。 On1ベースを装着した状態で補綴修復を終えることは、辺縁骨の保持と軟組織の健全性に有利に働きます。1,2

Xeal表面性状

Xealは、ソフトティシュ・インテグレーションを実現する先駆的な表面性状です。 3-5滑らかで非多孔性、ナノ構造酸化層の陽極酸化処理された表面であり、軟組織の密接な付着を促進するように特別に設計された化学的特質および形状を備えています。 3,6

すべての補綴処置がシンプルに

On1ベースにより、補綴のプラットフォームが骨レベルから軟組織レベルに移行します。 そのため接合部が確認しやすくなり、補綴装置の装着と印象採得がシンプルになります。

安心感

On1ベースはノーベルバイオケア独自の接合部を備えているため、ノーベルバイオケア社製の製品とともに使用できます。

補綴修復の柔軟性

On1コンセプトにより、軟組織の厚さに応じてOn1ベース・アバットメントを選択できるほか、従来の印象採得または口腔内スキャナーを用いたワークフローを選択することもできます。

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ワークフローの選択

On1コンセプトを使用する際には、従来の印象採得を行うか、またはOn1 IOS キャップ(口腔内スキャン可能)を使用した口腔内スキャン・ワークフローから選択することができます。

ベースの選択

治療の柔軟性を高めるため、軟組織の厚さに合わせてOn1ベースの高さを選択できます。

アバットメントの選択

症例に応じて、または臨床的な優先事項に従って、セメントまたはスクリュー固定による最終補綴修復を選択できます。

軟組織の付着を維持および促進します3,6


術後1年における多施設臨床研究では、6ヵ月から12ヵ月の間に生じた骨増加の平均値は0.26 mmであり、その安全性と有効性が確認されています7


他の既製のノーベルバイオケア社製チタン・アバットメントと同程度の強度6,8


 

On1コンセプト製品カタログ

On1関連製品が掲載されています。

On1コンセプトに関するご質問

On1コンセプトに関する詳細について、またはご質問がある場合は以下のリンクよりお問い合わせください。

 

「On1を使えば、ビルトイン・プラットフォーム・シフティングを用いた骨レベルのインプラントの利点と、粘膜付着を保持し軟組織レベルで補綴修復できるという利点の両方を実現できるのです。」

 

関連資料

参考資料

  1. Wang QQ, Dai R, Cao CY, et al. One-time versus repeated abutment connection for platform-switched implant: A systematic review and meta-analysis. PLoS One 2017;12(10):e0186385. 
    PubMed(外部サイト)へ
  2. Tallarico M, Caneva M, Meloni SM, et al. Definitive Abutments Placed at Implant Insertion and Never Removed: Is It an Effective Approach? A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. J Oral Maxillofac Surg 2018;76(2):316-24. 
    PubMed(外部サイト)へ
  3. Susin C, Finger Stadler A, Fiorini T, et al. Safety and efficacy of a novel anodized abutment on soft tissue healing in Yucatan mini-pigs. Clin Implant Dent Relat Res 2019;21(Suppl 1):34-43. 
    オンラインで読む
  4. Roffel S, Wu G, Nedeljkovic I, et al. Evaluation of a novel oral mucosa in vitro implantation model for analysis of molecular interactions with dental abutment surfaces. Clin Implant Dent Relat Res 2019;21(Suppl 1):25-33.  
    オンラインで読む
  5. Hall J, Neilands J, Davies JR, et al. A randomized, controlled, clinical study on a new titanium oxide abutment surface for improved healing and soft tissue health. Clin Implant Dent Relat Res 2019;21(Suppl 1):55-68. 
    オンラインで読む
  6. ノーベルバイオケア・ ファイルデータより。
  7. Rompen E, Fabbri G, Staas T, et al. Clinical investigation of the On1 two‐piece abutment concept – preliminary results. Clin Oral Implants Res 2018;29(Suppl. 17):319
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  8. Fuchs F, Mader M, Heuberger P, Rompen EH. Fatigue performance of the On1 restorative system. J Dent Res 2017;96(Spec Iss A):3351, (www.iadr.org). 
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