ノーベルザイゴマ

上顎が重度に骨吸収している症例向けのインプラント

上顎骨の重度な骨吸収に対応するグラフトレス・ソリューション

骨吸収が進行した上顎無歯顎の症例に、インプラント支持型補綴による修復を行うことは非常に困難です。 過去30年間、口腔外科医は、骨量が不足している部位には骨移植やサイナスリフトで対応してきました。 しかし、別の解決策があります。 ノーベルザイゴマ・インプラントを頬骨に埋入することで、即時負荷のプロトコルを実現できます。 これにより、治療時間が劇的に短縮され、患者様の満足度が向上し、上顎の重度の骨吸収に苦しむ患者様は通常の生活を取り戻すことができます。

ザイゴマインプラントを用いた治療の優位点

・大きな外科手術を必要最小限に抑える
・侵襲の大きい骨移植の回避が可能
・骨移植手術を行う場合と比較して短期間で補綴を提供する

外科の柔軟性

・ザイゴマ・インプラントは30㎜~52.5㎜の長さよりお選びいただけます。
(ノーベルザイゴマ0°は30mm~50mm)

補綴の柔軟性

・インプラントまたはマルチユニット・アバットメントにノーベルプロセラインプラントブリッジまたはノーベルプロセラ インプラントバー オーバーデンチャーの適用可能

 

ノーベルザイゴマ-上顎骨の重度の骨吸収向けインプラント

頬骨に固定するインプラントであるノーベルザイゴマの詳細をご覧ください。 グラフトレスの治療を実現する即時負荷プロトコルに理想的なインプラント・システムであり、補綴装置の汎用性にも優れています。 治療時間が大幅に短縮されるため、患者様の満足度も向上します。6

治療時間を短縮

頬骨に固定するノーベルザイゴマ・インプラントを使用することで、骨移植を回避することができます。

手術および補綴の柔軟性を得る

ノーベルザイゴマ・インプラントは、長さが30 mm~52.5 mmよりお選びいただけます。インプラント上部は45°の角度が付与され、アバットメント装着部のコネクションはエクスターナル・ヘックスのデザインを採用しています。

即時負荷用に良好な初期固定を実現

患者様は手術後すぐに固定式のプロビジョナル・レストレーションを装着可能。*マルチコーティカルな固定と実証済みの先細のデザインにより、良好な初期固定を実現します。6

NobelProline

NobelPro Lineは、 All-on-4®治療コンセプトを用いて極めて困難な症例に対処するためのラインアップです。 ノーベルスピーディーノーベルパラレル・コニカル・コネクションとノーベルザイゴマ・インプラント、ノーベルプロセラ インプラント バー オーバーデンチャーマルチユニット・アバットメントなど選択肢は多岐にわたり、難易度の高い症例にも対応できます。

初期固定を最大化

ノーベルスピーディーとノーベルザイゴマ・インプラントは、初期固定を獲得し、即時負荷のプロトコルを支持するようにデザインされています。1-6

コネクション範囲

インターナル・コネクションおよびエクスターナル・コネクションのそれぞれの利点を活かし、治療オプションをさらに増やすことができます。

幅広いコンポーネント

各種インプラント、アバットメント、インスツルメント、技工用コンポーネントを幅広い選択肢よりお選びいただけます。

バイコーティカルの固定を可能にするようにデザインされたインプラントの先端部

ノーベルスピーディーとノーベルザイゴマのインプラント先端部は、アンダープレパレーションによる骨形成とバイコーティカルな固定を可能にするようにデザインされています。1-6

ノーベルプロセラ・サービスによるメリット

生産設備、メインテナンス、在庫のコストを削減できます。 プロセラ・プロダクションセンターにおける工業生産で、適合精度を備えた品質の高い製品をご利用ください。

「NobelPro Lineは、経験豊富な専門医がより複雑な症例を治療できるようにする製品ラインアップです。 例えば、非常に軟らかい骨質、骨の高さの減少、骨幅の減少、通常のインプラントでは対応できない難症例です。  NobelPro Lineは、今日の市場で最も包括的なラインと言ってもいいでしょう。」

ノーベルザイゴマ45°を使用した場合の成功率100%6


治療時間の短縮7-9と合併症発生率の減少10


頬骨インプラントによる長期生存率98.2%11**


 

ノーベルスピーディー-軟らかい骨質でも高い初期固定を実現

ノーベルスピーディーは先端がやや細くなったボディ形状を備えており、初期固定を最大限に高め、即時負荷のプロトコルを支持するようにデザインされています。 鋭い先端部により移植骨または緻密な骨を切削し、アンダープレパレーションによる骨形成およびバイコーティカルな固定を可能にします。1-5

高い汎用性

インプラントの直径が細いものや長さが短いものなど、さまざまな直径と長さのインプラントを取り揃えており、あらゆる骨のタイプとローディング・プロトコルに対応できます。

薄い辺縁歯肉の症例に適応します。

エクスターナル・ヘキサゴン・コネクションは、インプラント頭部から第一スレッドまでの距離が短く、アバットメントの種類によって、6 ~ 12 箇所のポジショニングが可能です

高い初期固定

わずかにテーパー形状のボディとテーパー形状の先端部により、軟らかい骨質での良好な初期固定を実現。これにより、アンダープレパレーションによる骨形成とバイコーティカルでの固定が可能になります。1-5

実証されたインプラント

無歯顎患者向けの治療プロトコル All-on-4®治療コンセプトに広く適用され、多数の文献で実証されているインプラント。12-14

「ノーベルスピーディーは、高い埋入トルクと成功率を一貫して実現することで即時負荷に大きな変革をもたらしました。 また、ドリリング・プロトコルは簡便化され、非常にシンプルです。」

次の一歩を踏み出す

「All-on-4®治療コンセプト」オンラインコースをぜひご覧ください。 コンセプトを実践していただくために企画されたこの入門コースは、外科医、補綴医、一般開業医、およびそのチームを対象としています。

教育プログラム

無歯顎治療コース・セミナーを探す

 

参考資料

*患者様が条件を満たしており、インプラントが十分に固定された場合、手術当日にプロビジョナル・レストレーションを装着することができます。  
**TiUnite表面性状

  1. Vicent VG, Pons O, Davó R. Clinical outcome of extra-long tilted for the rehabilitation of complete edentulous atrophic maxilla using the All-On-4 concept. Implant Therapy Outcomes, Surgical Aspects. Clin Oral Impl Res 2016; 27: 269-269. 
    抄録を読む
  2. Malo P, de Araujo Nobre M, Lopes A, Rodrigues, R. Preliminary Report on the Outcome of Tilted Implants with Longer Lengths (20-25 mm) in Low-Density Bone: One-Year Follow-Up of a Prospective Cohort Study 2015 Clin Implant Dent Relat Res; 17(s1) e134-e142 
    PubMed(外部サイト)へ
  3. Pozzi A, Tallarico M, Moy PK. Three-year post-loading results of a randomised, controlled, split-mouth trial comparing implants with different prosthetic interfaces and design in partially posterior edentulous mandibles. 2014 Eur J Oral Implantol 2014;7(1):47-61. 
    PubMed(外部サイト)へ
  4. Pozzi A, Agliardi E, Tallarico M, Barlattani A. Clinical and radiological outcomes of two implants with different prosthetic interfaces and neck configurations: randomized, controlled, split-mouth clinical trial. 2014 Clin Implant Dent Relat Res 2014;16(1):96-106. 
    PubMed(外部サイト)へ
  5. De Santis D, Cucchi A, Rigoni G, Longhi C. Short Implants with Oxidized Surface in Posterior Areas of Atrophic Jaws: 3- to 5-Year Results of a Multicenter Study. Clin Implant Dent Relat Res.  2015 17(3):442-552 
    PubMed(外部サイト)へ
  6. Davó R, Syed H, Vicent VG, Pons O. Clinical outcome of 33 immediately loaded NobelZygoma 45° (new design) [PSA‐358]. Clin Oral Implants Res 2016;27(Suppl 13):256.  
    抄録を読む
  7. Balshi SF, Wolinger GJ, Balshi TJ. A retrospective analysis of 110 zygomatic implants in a single-stage immediate loading protocol. Int J Oral Maxillofac Implants 2009; 24(2):335-341. 
    PubMed(外部サイト)へ
  8. Esposito M, Worthington HV. Interventions for replacing missing teeth: dental implants in zygomatic bone for the rehabilitation of the severely deficient edentulous maxilla. Cochrane Database Syst Rev 2005(4):CD004151. 
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    PubMed(外部サイト)へ
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  11. Malo P, de Araujo Nobre M, Lopes A, Ferro A, Moss S. Extramaxillary surgical technique: clinical outcome of 352 patients rehabilitated with 747 zygomatic implants with a follow-up between 6 months and 7 years. Clin Implant Dent Relat Res 2015;17(S1):e153-162. 
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    PubMed(外部サイト)へ
  13. Malo P, de Araujo Nobre M, Lopes A, et al. The All-on-4 treatment concept for the rehabilitation of the completely edentulous mandible: A longitudinal study with 10 to 18 years of follow-up. Clin Implant Dent Relat Res epub ahead 2019. 
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  14. Malo P, de Araujo Nobre M, Lopes A, et al. The All-on-4 concept for full-arch rehabilitation of the edentulous maxillae: A longitudinal study with 5-13 years of follow-up. Clin Implant Dent Relat Res epub ahead 2019. 
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