Prof. Alessandro Pozzi

ノーベルパラレル・コニカル・コネクション TiUltra™ インプラント & X-Guide® を用いた審美領域における即時修復

Dr. Alessandro Pozzi

イタリア

Case courtesy of Dr. Alessandro Pozzi

患者: 40歳女性、特記すべき疾患なし。

臨床状況:上顎右側中切歯にPFMクラウンの破損、動揺、根尖病巣、X線透過像、および頬側フィステルが認められる。

外科的処置:ダイナミック・ナビゲーションにより、1回の来院でノーベルパラレル・コニカル・コネクション TiUltra インプラントを審美領域に即時埋入。

補綴処置:ポーセレンを築盛したスクリュー固定のノーベルプロセラ ASC ジルコニア・アバットメントで即時暫間補綴修復を実施。

手術日:2019年4月

治療期間:6か月

部位:上顎右側中切歯

 

 

 

症例提供:Dr. Alessandro Pozzi

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術前

上顎右側中切歯におけるPFMクラウンの破損。歯肉退縮、左側中切歯と比較した歯肉形態の非対称性、頬側フィステル。過蓋咬合および右側犬歯の誘導不良を含む不正咬合のため、即時負荷修復が困難な症例。

治療計画

1回の来院で治療計画からインプラント即時修復を可能にするダイナミック・ナビゲーション: CBCTおよびIOSスキャニング、DTX Studio™ インプラント・ソフトウェアによる3Dプランニング・データをX-Guideへ転送して施術。

術前の正面観および根尖部X線画像。上顎右側中切歯PFMクラウンの破損、頬側フィステル、根尖病巣および根尖部X線透過像。

治療計画

DTX Studio™ Implant ソフトウェアによる3Dプランニングとレンダリング、インプラント軸の断面画像。インプラントの埋入位置は、初期固定を十分に確保するため、X線透過部を回避し、既存骨を最大限に利用して埋入。この角度は、スクリュー固定による即時テンポラリー・クラウンの装着をベースにした設計。

外科術式

インプラント埋入窩形成時のドリリング角度とポジションを360°コントロールするX-Guide ダイナミック・バーチャル・ガイダンス。

外科術式

フラップレスアプローチによる低侵襲抜歯、 根尖部感染組織の除去、入念な抜歯窩のデブライドメント、X-Guideを活用したインプラント埋入、頬側プレートの穿孔を封鎖するための自家骨移植、軟組織の治癒と厚みを確保するための軟組織マトリックスによる補強。

DTX Studio Implant ソフトウェアでインプラント埋入ポジションを計画し、X-Guideを活用してインプラント埋入を実施(左)。

ノーベルパラレル コニカル・コネクション TiUltra NP 3.75 x 18 mmを抜歯窩へ埋入し、軟組織マトリックスを填入(右)。

外科術式

頬側に補填材填入後の術中咬合面観。頬側と隣接歯間に軟組織マトリックスを充填した状態(左)。

手術当日装着したテンポラリー・スナップ・アバットメント支台のスクリュー固定テンポラリー・クラウン(右)。

補綴術式

術後2週間:X-Guideを用いた低侵襲のインプラント埋入により、軟組織増生および骨増生の迅速な治癒と結合が実現。

補綴術式

Case courtesy of Dr. Alessandro Pozzi

3Dプリンターで製作した着脱可能な歯肉付き主模型。ポーセレン築盛後のスクリュー固定ノーベルプロセラ ASC ジルコニア・アバットメントの正面観(左)。

ポーセレン築盛後のスクリュー固定ノーベルプロセラ ASC ジルコニア・アバットメントの口蓋面観。(右)。

術後

軟組織が継続的に治癒し、自然な外観を実現。

ポーセレン築盛後のスクリュー固定ノーベルプロセラ ASC ジルコニア・アバットメントで修復した正面観。1年後の経過観察(左上)。

ポーセレン築盛後のスクリュー固定ノーベルプロセラ ASC ジルコニア・アバットメントで修復した正面観。2年後の経過観察(左下)。

1年間の追跡調査および2年間の追跡調査。根尖部X線画像(右)。

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